―ホテル・クレステッドの自室―
[クレステッドも私と同じく、
血の衝動に苦しみ耐えているとは知らぬまま
>>32>>33>>34.
通されたソファ。
紅茶の香りに、少しだけ強張りが解ける。>>44.]
―――…っ。 そう、か…‥幸せだった、なら。
生きていたいと、思えたなら…‥よかった。
私も、ディークには、笑っていてほしかった。
彼の笑顔を…心を、護りたいと願っていたよ…
[ クレステッドがゆっくりと、伝えてくれた伝言は>>44
その内容自体は、生前に聞いたとしても、
おかしなものではないように思われて。>>4:386。]