人狼物語−薔薇の下国

467 【SF人狼騒動RP村】 Sleeping Silver SheepA 〜愛はさだめか、さだめは死か〜


考古学者 ロー・シェン

―少し前:医務室―

[ 月明かりを紡いで糸にしたような彼女の髪は、
 砂漠の砂を固めて束ねたような色の学者のものとは
 違って、何時だって触れれば柔らかでいい香りがした。

 再会した時に、直ぐに彼女だと分からなかったのは
 昔々は腰ほどもあった髪>>0:36が短くなっていたから。

 彼女だと、分かってからは残念にも思ったけれど。
 手が伸びればお互いの髪にも触れられる距離。

 自分の砂色に近い髪に彼女の手が触れたら、>>86
 頬を擦る髪の感触に目を細めながらも、確かに
  … ――――倖せだ、と思った。

 彼女が人狼ではない者の命を奪ってしまった後でも。
 自分が三人もの人間の命を奪ってしまった今でも。

 彼女の命が此処にあるという事実だけで幸せだった。
 それ故に、彼女の命を危険に晒した人間への
 仄暗い怒りが言葉の端から滲み出てしまったのだろうか。

 もしも、彼女が他の言葉で紛らわせようとしても、
 それを許さないほど、真剣な声で告げたから。

 彼女を大事に思っていると、そのことは、
 言葉にする>>89前から薄らとは、伝わっていたかもしれない。 ]

(118) 2017/01/22(Sun) 22:34:03

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