─ 『世界軸』中層・儀式の間 ─
[キアラとシェットラントの会話に思わず口を挟んでしまったのは、自分が重ねて見えたからもあった。
でも、何よりキアラが抱えてる気持ちが、キアラ自身が間違ってるなんて思って欲しくなくて。
キアラのその気持ちは、キアラにとって必要なもので。
だから我儘なんかじゃない、誰にも言わせないと言い切ったけれど。
>>68我儘でいいというトーマスの言葉は本人の様に大きくて、否定する気持ちは起きなかった。
何より、>>112ミリアムが言ったそれが、きっと一番キアラの胸に真っすぐ届くものだろうと思ったのもあるけれど]
………
[>>63キアラの想いをぶつけられた神子自身が、まっすぐに彼女に応えているのが解ったから。
キアラが自分で受け止めて、理解していくことが大事だと思ったから、これ以上口を挟むことはしたくなかった]