[ここでのんびりしていても仕方がない。
少しは休めたし、充分だと動き出す。
正直、狩りは今日はいい。
だが船長の影響か、そうも言ってられない状況な気がするのだ。
これが事実なら“降り掛かる火の粉は払わねばならない”]
同胞のため、なんてガラじゃあないが……
ま、仕方ねえよな
[こんなところで死ぬなんてまっぴらごめんだ。
ましてや生まれたての同胞を今、一人にするのは忍びない。
今日はまだ死ねない。
杞憂で済むならいいのだが。
もし、杞憂では済まないのならば。
必要であるなら、誰であろうと食い殺す。
抗うだけ抗ってやる。**]