見ない方が良い。
[少女>>111へ返す声は、穏やかではあるがきっぱりと。
身を捩る様子に僅かに腕へ込める力を強めたが、
彼女の動きが止まれば元へ返り]
傍に居てください。
何かあれば僕が護りますから。
―――…下手に移動して、離れてしまうと不味い。
この城には仕掛けが多いですので。
[其れは本音ではあるが、都合の良い言い訳も混じっていた]
僕は足が速い。
危険が迫れば抱えて逃げます。信じて。
[囁きながらも、目線は羆から離さない。
>>116絶叫。断末魔。それらは少女に届いてしまっただろう。
一連の惨劇を空色は、無感情な眼差しで見つめていた]