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[太陽の護人さま]
[私たちの女神が泣いています。]
狼狽えながらも、そっと涙を拭ってくれた義手は、
冷たいはずなのに…心には、あたたかくて>>1:314
その腕を差し出すよりも、
ずっと痛いことがあったのだろうに>>1:315
それでも優しく細められた瞳に、また泣きたくなるのを堪えた。
“ 泣かないで、
貴方の笑顔を護るのが、仕事なんです。 ”
ずっと、弟を守らないといけないと、
そればかり思っていたから。
護る、と言ってくれる人などいなかった。]