俺は……、今のこの現実を認めるのは嫌なんです。 みんなが穏やかに暮らせる世界が俺の理想なんです。 その為に魔物が邪魔になるのなら剣を取って戦うし、ヤコブがこの世界を救えるのなら彼を護りたい。 誰かにやってもらうのではなくて、自分のこの手でそうしたいんです。 俺はだからここにいます。 その……見出すっていうのとは違うかもしれませんが。[そう告げると、リエヴルの瞳を見つめて彼の言葉を待った]