……さて。 無事に鍵の再生はできた所で。 ……深淵に触れるための最後の承認を得るための試練を受けてもらわないとならないんだけど。[静かな口調で言いつつ、若者たちをぐるり、見回して] ……誰か、一対。 俺に直接、その力と意志を示してほしい。 きみたちの想いや力は、ここまでで見てきたつもりだけれど。 それが、『虚無』に届くかどうか。 俺自身が確かめないと、最後の承認……『竜と精霊の承認』をなす事ができないんだ。 だから。[ここで一度、言葉を切って]