人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法教師 ロヴィン

― デメララ南の森 ―

[ 森の中に入ると、高い木の枝を蹴りながら飛ぶことで加速をつけて追っ手との距離を開ける。このままでは逃げられると思ったのだろう、今度は本気で撃ち墜とそうという勢いの矢が飛んできた。その幾本かは男の身を掠め、肌を裂く。 ]

慈悲深き陽光よ

我が身を 癒しの光で包め


解き放たれし 自由なる疾風

天地を切り裂き 切り開け

[ 陽光を浴びる限り持続する癒しの魔法で傷を塞ぎながら、風を呼ぶ詠唱を重ねると、一陣の風が身を切り裂く鋭い刃となって、追撃の矢を落とし、追っ手の兵達の足元を吹きぬけた。

不意をつかれた幾人かは足首を切り裂かれたかもしれないが、この術の主たる目的は兵を直接倒す事では無い。 ]

(118) 2020/11/18(Wed) 03:19:04

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