[ 少女の右肩に鋭い爪が届こうとした、その時、力込めて横凪ぎに揮われた弓が、男の脇腹...丁度、先の対峙で少女の弓が引き裂いた傷の上を打ち据えた ]ガ...アッ!![ 思わぬ形の反撃に、男は苦悶の声を上げて、身を捩る。鉤爪が既に少女の肩に届いていたならば、 痛みのために強く掴んだ力が少女の柔肌に、鋭い爪を食い込ませることになったろう** ]