[働きすぎ、の言葉には眉尻が下がる]…今頑張らなきゃダメなんです。じゃないと、故郷《くに》が傾く一方ですから。[セルウィンがどういう意図で、働きすぎ、と言ったのかまでは知れないが、真面目に返してしまうくらいには抱え込んでしまっていた。クレティミア共和国の情勢を聞く機会があるなら、精霊石を利用した産業を続けていながら、自国では精霊石が採れなくなっている話を耳にすることが出来たはずだ]