― 銀星平原・北部 ―[クルル、と鳴く声と尾を振る仕種。>>105舞い落ちる雪さながらの欠片に思うのは]……竜は、素直だよなぁ。[うん、竜は。彼の竜には、こちらもこちらでちょっとした親近感めいたものを覚えている。素直に懐かれる事自体も悪い気はしていない。好感情も悪感情も全て、向けられるものは均等に受け取るのが常ではあるが、ああいう反応は可愛いものなのである。騎竜師の態度も、ある意味ではかわいい、の範疇に入るのだが]