随分と、ご苦労なさったようですね。[満身創痍の青年>>115へ、向ける労わりの言葉は穏やかながらも起伏に乏しい。それでも少女>>116のことを問われれば、ふわりと嬉しそうに微笑んだ] ――…大切な、人なんですよ。[どうして性別を聞くのだろう。不思議に思いつつも、女性であると肯定した唇は] だから、[続けざまに、弧を描きながら囁く] さようなら。[少女を抱きかかえたまま、相手に背を向ける]