[>>103レトの叫び声が廊下に響き渡る。どうやら奇襲は成功したらしい。たまには違う手に挑戦した方が良いかとも思うのだが、いかんせんレトは未だにこれに引っかかる。それを微笑ましく思ってしまうのは相手がレトだからか。]…っく、ははっ。やっぱお前いいわ。[相手の背中に回した手を離し、腹を押さえながら晒す笑顔。霧が晴れていくように胸がすっとした。]