[ 破壊の饗宴を堪能していたけれど、小さな声は耳に入った。>>92「ドロシーちゃん」だなんて、そんな甘やかした呼び方をしてくれる人は、帝国軍にはいない。] ──ああ![ くるりと振り返り、声のしたあたりに顔を向ける。視線が通ると、破顔した。] フレデリカちゃん! 懐かしい![ その声は本当に嬉しそうだ。]