人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


独立解放軍盟主 ディーク

― マーチェス平原・辺境伯との邂逅(回想) ―

[混迷を極める戦場の中で、ディークもまた刃を振るっていた。
疾走する馬の上で、鐙と膝だけで身体を支えて立ち、二振りの山刀を操る。
後に従う兵は、ごく少数。
敵も味方も、細切れの部隊がそこかしこでぶつかっている。

戦場の状況を把握することは、どちらの軍も困難だっただろう。
だがディークには心を結んだものたちがいた。
互いに声を掛け合えば、戦場の形も見えてくる。

主力から切り離された敵将の所在も、また。]

(118) 2016/02/11(Thu) 18:37:11

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