[心のままに歌い終え、鳥からの喝采に気を良くしていると>>115 その女性と目があった。
民間人の管理は任せきりだったので名前は解らない。いかにもか弱そうな風貌であるし、保護対象である事は明白なのでちょっと迷ったが声を掛けてみる事にした。]
私の顔に何か付いているだろうか?
先程の歌は「海」という。3番は諸説あって歌わない事にしているんだ。
[話しながら気が付いたのだが、女は見覚えのある資料を手にしていた。恐らく先刻まで見ていたのであろう>>112]
事前資料を見ていたのか。どこか目的でも?
[少し威圧的になってはいないかと不安を覚えて、多少口調は緩めた。]
…オリエンテーリングでも紹介したね、私はファミル。
君達の保護監督…というが、まあ禁則事項さえ守ってもらえればさほど煩く言うつもりもない。以後宜しくな。