人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 クレメンス

代理、か、成る程。では、本当の大使殿は、カナンという御仁かな?

[にやり、笑みを佩く表情は、シメオンにもそろそろ見慣れたものであったろう。しかし次の瞬間にはその笑みは消え]

そのカナン殿も、他の乗員も出来る限り無事であればいいがな。当家でも捜索は続けている。何か手がかりが見つかれば君にも報せよう。

[一転真摯な表情と声音でそう告げた。カナンとシメオンの間に心の声が繋がる事も、それによって連絡がついているかどうかも、この時点では男の預かり知らぬ事だったが故に]

歴史を学べる場所、か、当家にもそれなりの歴史書は揃っているし、私自身も幾分かは学んでいるが…本格的に学びたいのなら、シュビトに行かねばならないだろうな。あの街には、貴賤の差無く客人であろうと自由に学ぶことの出来る学館もある。

[重ねられた問いには、そう答える。ベルサリス学館の名は、敢えて口にしなかった]

(118) 2015/03/06(Fri) 22:01:32

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