[そういえば、呼び出しを受けていたっけ。
話があるとは聞いていて、気になっていて、
このような状況下で彼女と話をしたいとは、ずっとずっと思っていて、
けれどもすることも山ほど有るだろうし、自分もその都度、せねばと思うことを、
選び続けていたものだから。
こんなに伸ばし伸ばしになってしまって。]
あ、はい、いいよぉ、
すぐに行きます。
[そういった声音は、きっと、いつもどおりのものであっただろう。
身を起こし、ぐらりと視界が揺れて、
壁に手をついて、息を整える。
そうして、出来る限り急いで副艦長室へと。]