― 中庭・本部近辺 ―え、ほんとですか?[ ノトカーが褒めていた、という内緒話を聞けば>>105思わず聞き返してしまう。 ]あ、いえ、それも光栄、です。[ 疑ったわけではないのだ、と、慌てて一礼するが、脳内がちょっとしたパニックなのは、それが本当に珍しい話だからだ。見ていて貰えたのかという嬉しさと、見られていたのかという怖さが、正直五分五分だった。 ]