[振り抜いた剣先がジェフロイを捉えなんとすれば、ついで今度こそ決めてやろうと必死に身を起こして剣の先を突き出す。けれどジェフロイの動きも早い。彼が折れた剣を捨てて拳で挑み来るならば、残る手は関節を───]く、…っそ、[息が弾む。この馬鹿力と睨みをジェフロイへと向ける。そろそろ打ち合いの形もなくした頭上に、緊張感のない声>>94が降って来た。ついでに頭に軽い衝撃も落ちてくる。木刀の一撃だ]