[シロウと別れたあと、簡易キットを持ってM区画を出る。先程の医療用ではなく、機械整備用のものだ。向かったのは、博士の部屋][手慣れた動作で博士の部屋のナンバーを押しロックを解除。数年前、まだアデルがこの研究所にいた頃>>0:188とナンバーは変わっていない。入力したナンバーに対する認証音と扉が開錠された音が響く。中に入るとひんやりとした空気を、人工皮膚に植えられたセンサーが感知。五年前に博士が『眠り』について以来、この部屋の気温は外部よりやや低い状態を維持している]