人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


境界なき者 ステファン

[特に意味のない行動。
慰めるためのものではなく、障害を避ける為の行動。しかし9歳の少女には、男の行動が違うものに見えていたようで――…

『お化けや吸血鬼は怖いけど、あなたは優しいから大好きよ?』

男が吸血鬼であると見て、知っているはずの少女の言葉に、その日を堺に男は“吸血鬼”から“ステファン”になった。
ただの吸血鬼ではなくステファンであるために、自身の特性はとことん利用するように努め、自身の細微な感情の動きを大事に育て、自身の抱く興味に貪欲であり続けた。

それでも「自身が吸血鬼だから」という壁だけは作り続けた男は……
それから2年後、11歳の少女に思いを告げ、見事に振られてしまったのだけど>>0:432]


― 回想・了 ―

(117) 2014/05/05(Mon) 09:54:47

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