あ、副艦長、お疲れさんです!!>>98
[どうやら勤務外のようで軍服ではないが、あの太陽のような鮮やかな赤毛は華やかに目を引く。
小柄な体躯でありながら、身のこなしや体つきを見るに、副艦長の肩書は伊達ではないのだろうと思っている。
副艦長のお仕事イコール物理腕力というわけではないのだろうが、そこらへんはほら、脳筋ですから。
上の方の偉い方々の綱引きやら力関係というものには、まったくもって疎い一般警備員なのである。
ぶんぶんと手を振ってから、思い出したように不器用な敬礼をした。
就任早々のフランク”な挨拶を真に受けて、『いいよぉ、よろしくお願いしまーす!』と絶好調にフランクな挨拶をかまして、傍らにいた上官のひとりに本気で殴られて以降、挨拶くらいは(彼なりに)ちゃんとするのである。]
休憩ですか?
副艦長ってえのも、仕事多くて大変なんでしょうね。
リラックススペースとか、
あ、医務室でなんか元気になるもんでも貰えるかも
しれないですよ。
[歩み寄れば、目の下の微かな隈に目ざとく気づきて眉を寄せ、そのようなことを言った。]*