[元々頭もよかったのか、最後の方には随分と詳しくなって、「あの子に挙げたいからこの色のこの花、ラッピングはあの色とあのリボンで」ってレベルで注文までしてくるようになってしまったのだったか。
細かく注文される面倒くささと、自分が丹精込めた花を好いてくれる嬉さ。
面倒くさくも、愛おしいってこういう事を言うのかもしれないとそのときは思ったものだ。]
ああ、でもこれで安心だわ。
どんなお花がお好みかしら?
[言外に、また御贔屓によろしくね?と伝えれば彼はどんな顔をしただろう。
今回の宇宙総会での花の需要は思ったよりも多く、専用スペースで今もなおぐんぐんと成長中だなんて雑談交じりに伝えてみる。]
女手ひとつといってもそれほど大規模じゃないからねー。
……だから、趣味みたいなものよ。楽しくやってるわ。
ソマリもあっちいきこっち行きで大変そうね?
[彼の仕事事情を尋ねつつ、邦総会の手伝いに召集された>>13と聞けたならば、ご愁傷様と、慰めようか。
でも会えてうれしいと、いう言葉も添えて。
もし彼が談笑に応じてくれるようであれば、しばしの時を楽しんだだろう。*]