[パン屑を投げつけながら胃の辺りを抑えては見たが、特に心当たりもなく。と不意に声を掛けられれば>>106]
フレデリカ。
[確かそんな名前だったはずだ。
海軍兵学校在校中の者が今回の任務に配属された(それはつまり多少は『配慮しろ』という意訳なのだが)というのは聞き及んでいたし、その白の制服は見紛う訳もない。
『少尉』とはなんとも耳慣れないが、階級で呼ばれれば流石に気は引き締まる。]
お疲れ様。少々胃が痛んでね、いや大丈夫だ。気遣い感謝する。
そちらは変わった事はないかい?何かあれば些細な事でも遠慮なく報告するようにね。
…?君もあまり顔色がよくないようだが。
[途中からすっと青ざめるのを見、首を傾げた。]