―少し前のパン屋でのオットーとの会話―
[>>98オットーが自分の言葉を何一つ否定しなかったことに過去の恐怖が蘇ってきて身の毛がよだつ。
オットーには、「お前の考えすぎだよ」と否定して欲しい気持ちがあった。
自分は”奴ら”を駆逐してやりたいが、十年間保ち続けられたこの平穏な日々がいつまでも続けばいいと願っていて。]
…大丈夫、俺は死ぬ気なんてさらさら無い。
奴らを一匹残らず殺すまでは…死ねない。
[瞳に復讐の炎を灯して喉奥から絞り出したような声でそう言えば、次いでオットーの言葉>>99。
はっとしたように少し目を見開いてオットーを見据えていたが、無言でこくりと頷いた。
生意気で大切な少年を思い浮かべながら――*]