[>>*236 抵抗には、罰として、快楽が返される
その刺激に甘い声とともに身体を震わせたならば、次は、その腕へと爪を立てる
それは、駆け引きのようなものだったろうか
その罰を望むように、何度も、何度も]
[霧がお腹の上へと撫でるように動けば、不安そうに自分の手をそこへと持っていく
「黒い霧」から――を守るように、そして、大切な存在を感じ取るために]
…う、…ん。
[感じると言われれば、頷いて
良い子に出来るかと問われれば、困ったように曖昧に微笑む
―だって、彼女は、「私」から「彼」を失うように命令した人物だったから―
良い子にしていたからといって、また奪われない保証などないのだろうと]
[返事をする間もなく唇を奪われれば、誤魔化すようにそれに応える
普段ならば、羞恥心を捨て切れずにいる…と違う行動を彼女はどう思っただろうか]