人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法学園生 リヒャルト

[街に近づくにつれ、ざわめきが聞こえてくる。
それが、自分たちを探す声、と気づくとあー、と短く声があがった]

 ……やっぱ、バレてたか。

[あー、これは怒られるなあ、と思いつつ、声の方へと歩みを向けて]

 「あー、いた、せんぱーい!」
 「いきなりいなくなるからびっくりしたじゃないですかー!」
 「先生マジでキレてますよ早く戻りましょうってか戻れ」

[駆け寄ってきた後輩たちが口々に言うのに、ほんの少し苦笑して。

……戻った後に、教師連に多重お小言をもらったのは、予定調和]

(116) 2020/11/28(Sat) 01:53:25 (tasuku)

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