『にぃ』[問われた猫は、か細い声で一声、鳴き。横たえられた同居人の顔に頭をすり寄せた後、問うてきた青年を見上げてもう一度、にぃ、と鳴いて。ついていく、と。そう言わんばかりに青年の足元に身を寄せた。**]