あの娘の氏族は、13年前、内乱に揺れた国から逃げ出さず残ってくれた者達です。ですから、彼女を守る事は、北の地を守る私の役目、彼女の身にも心にも傷をつけるような事は、誰であっても許しません。[ きっぱりと宣した男が、噂を王都まで届けた兵士達にも、きっちり話をつけた事は、その後、別の噂となって伝わったとか。**]