[大きくうねる、砂の蛇。それが鎌首をもたげると同時に翼を開き、床へと叩きつけられる一撃は上へと逃れる事で避けた]っとに、厄介だよな![視界遮る砂に吐き捨てつつ、一度、着地してまた駆ける。最初に対峙した時と同様に、目指すは一点。先の時は、ただ、『倒すため』だけを目指して駆けた、けれど。今は、己が信念を、そして、剣に込められた『想い』を叩きつけるために。蒼の双眸は前を見据えて、ただ、駆ける。**]