[言われた意味を取り損ねて目を瞬くも、やがてゆっくりと笑みを顔に広げた。] …ああ、もちろんだ。 話をしたのはシェットラント一人だが、俺はおまえたち全員を召し抱え───面倒を見るつもりでいる。 俺の下で存分に力を振え。 獲物はいくらでも見繕ってやる。[彼らに伝わりやすいよう言葉を選んで告げれば、彼らの間に安堵したようななにかややこしいことになったような微妙な空気が漂った。配下までボスに似ている、と思えばなにやら面白味を感じる。]