[ドッと噴き出した風は子鬼の身体を軽々と宙に浮かせ]打槌!(殴って!)[吹き抜けたままでは終わらず、吹き戻ってバランスの崩れた子鬼を地面に叩きつけた。鈍い声が上がった気もするが、風に散らされてあまり響かなかった。泡を吹いて動かなくなった子鬼を軽く爪先で蹴ってみる。それでも動かない]よしっ。[カナンにも的確なフォローが入っているようで。より先へと進むことを最優先に駆け出した]