ま、これならこれで、この場は俺の手でどうにかできる範囲ではある、か。
[後ろ向きになっても仕方ない、と割り切って。
改めて、妖白狼へと向き直り]
どーやら、世話焼き過保護の天界がちょっかいかけてきたのが事の起こりらしい。
恐らくは均衡を保つためと、ここに残ってる『澱み』の残滓を回収するのが目的だろ。
[時流の歪みに関しては、何とも言いかねる部分はあるが。
全体的な均衡を正すためにそれが必要だった、という可能性は否めない]
とりあえず、この欠片を集めて『澱み』を祓うのが解決の早道なのは間違いないな。
[問題は、天界からの干渉の方だが。
そちらに関しては、手出しができないというのが実情ではある。
……それができる存在がどこかで様子を伺ってる事には気付いてません、さすがに。*]