― 霊王の領域 ― ……そろそろ、か。[若き騎竜師たち、それぞれのやり方での鍵の欠片集め。それらが一段落した、と覚れたのは精霊たちが領域の奥――石造りの扉が佇む辺りに集まり始めたから。つまりは、必要な数の欠片が集まった、という事で] ……なんかこう、ちょっと心配な所はあるんだけど。 やる、か。[小さな呟きに白銀がきゃう、と応じる。それから、青年は精霊たちが集まる扉の前へとふわり、降り立った]