[遠くから聞こえる大きな声は、だいたいが正気とは思えない怒号とか悲鳴ばかりで、聞いているだけでも胸が悪くなるような。だからなるべく、耳を塞いでるぐらいのつもりだったけど、 「チョビ」>>111] えっ[どこから?後ろを振り向く。それから右の向こうを。ガチャンと開いた扉を右の肩で押しながら、迷う。迷うけども] チョビならもういませんよお[返事をしてしまった。ちなみにチョビ14歳、はるか昔にもう死んでいる]