ん……?[木々の隙間、蠢く何かを見たような気がして、思わず宝剣の柄に手を掛ける。 草や低木を踏みしだく足音、歩調は明らかに人のそれではなく] みんな、なにか――![言い切るより早く、鱗に覆われた獣の前肢が、すぐ脇の低木を薙いだ*]