人狼物語−薔薇の下国

13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B


斥候部隊長 ソマリ

―少し前/帝国前進拠点・執務室外―

[カレルと視線が合った――と思ったのもつかの間、
直ぐに其れは外されてしまう>>6

いつもそうだった。
一時期は兄弟子とまで呼んだ仲なのに、
此方を避けていると暗に態度に示していて、
…だからどうしても足が躊躇を含んで止まる。

伝統を誇るブラオクヴェレ家は、
革新を掲げるロスチャイルド家とは
対立傾向にある>>0:812

己は貴族ではない分、多少好き勝手しているが。
それでも手駒である以上、後見人の政敵に
不用意に親しげに近づくのは難しかった。

懐かしいあの日々は、やはりもう遠いのか――…*]

(116) 2013/06/17(Mon) 14:06:32

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