[言葉交わしている間に、ふと生じた疑問。それを当事者に向けている間、意識は少しだけ、幽鬼から逸れる。その隙を突くかのようにこちらへと駆け出す騎馬兵。白馬がよそ見するな、と言わんばかりに嘶いた]……さすがだね。[こちらが何かするよりも早く動いたジル。>>108その動きにまた、感嘆の呟きが落ちるが、今はそれよりも、と力を集める]