[指揮官の到着>>105ゆえか、次々に押し寄せていた騎兵たちの動きが止まった。
その隙に、足元で瀕死の重傷を負っていた帝国兵に、それ以上の苦しみを与えない為にトドメの一撃を加える。
血の匂いに酔っている離反者は、敵兵の動きが止まった事に不服そうに、遠巻きに警戒している騎兵たちを見回して。
その中央に見知った顔を見つけ、血の色に染まった瞳を向けた]
………よぅ、ジェフロイ。
どうした、課外授業でもしたいのか?
[先生と、昔の敬称で呼んできた相手>>106に。
死体の山を作りながらも、息切れもなくそんな軽口を叩く]
まあ、昔と違って木刀じゃなく真剣で、手加減もしてやらねーけどなぁ。
[返り血でぬれた顔に笑みを浮かべて。挑発するように手招きをしてみせた**]