バルタザール。そうか。
待たずに、さっさと現場を制圧してくれていれば、
俺の仕事もないだろうに。
[冗談も含まれているが、若干やる気がないのは
血の繋がっていない養父譲りなのかもしれない。
休憩の言葉を聞いて、岩の一つに腰を下ろす。>>109]
……ああ、無事だ、無事。
だから前を向け、ヴェルナー。
[ちょっとしたホラーを感じさせるヴェルナーに、
野良猫を追い払うように手を振った。
なお、名前の呼ばれ方は、残念ながらタチアナに呼ばれまくって慣れてしまったせいで面倒になって訂正していない。>>111]