人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


闇炎虎 タイガ

ん?

[ さて、どう動こうか、と考えるより先、かけられた声に振り向く>>99 ]

ああ...お前、迷子なのか。

[ 道を問う相手の言葉に、ふう、と紫煙を吐き出しながら零した言葉は、単に道に迷っているから、というだけではない意味を含んでいた ]

どこかの馬鹿共が、結界術かなにかを使ったらしいな。当分、外には出られんだろう。

[ 経験則と、予感のまま、そう告げて、会った事が無いかという言葉には、喉を鳴らすようにして笑った ]

お前、そういう台詞は不用意に吐くな。俺が紳士的な男じゃなかったら、主に再会する前に喰われても文句の言えないとこだぞ。

[ 揶揄するような言葉の端に、正解を滲ませ、更に忠告めいた言葉を投げるのは、数年前、獣神の信徒に目をつけられて追われている最中、偶然出逢った彼女の主たる琥珀の狐と一時共闘して、その連中を撃退した事があるのは、男も覚えていたからだ。
尤も、別れ際まで、ずっと黒虎の姿でいたから、アイリが、今の見た目から判別つかずとも無理はない ]

(116) 2017/04/29(Sat) 00:10:43

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