人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


亡国の将軍 ヨセフ


私は君が凡庸だとは思っていないよ。

[男は敢えてそう言って笑い返した]

君の周りには人が集まる。
それとて才能の一つだ。

[彼の立ち振る舞い、相手への態度、抱く思想には好感が持てる。
故に男は隣国の徒でありながら彼を親友ともと呼び、万一があれば支えようと心に誓っていた]

君ならば理想の王になれる。
私が保証しよう。

[そんな夢を語った夜。
夢が潰えるとは露ほども思っていなかった頃の話**]

(116) 2017/01/28(Sat) 14:50:33

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