[>>97ギィに舌を喰い千切られて。倒れたまま、ごぶ、と、血の塊を口から零す](あー――……もったいねェ)[おびただしい失血の中、そんな事を考えた。もはや、焦点の定まらない虚ろな眼差しではあったが……気が付けば、見慣れた顔がすぐ側にあった。此処に来てからの四年間――気が付けば、いつも共にいたように思う](こいつすら、俺は利用しようとしたんだなァ……)