人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


天の子 マレンマ

[窓の向こうには、地上と天空の光景が広がっている。
下を見れば白い雲がまるで波のように輝き、
隙間からは緑の大地が、煌めく海が霞むように見えている。

そこに暮らしている人間たちを思う。
小さく、力無い、無数の人々。…───。


目を上へと転じれば、限りない青の世界が広がっている。
どこまでも透明な青の世界。
翳りのひとつとしてない美しい空の向こう、
さらに高く昇ったどこかに、神の国があるのだろうか。]

(115) 2017/11/11(Sat) 15:25:01

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