[離れる体温を追いかければ、逆に捕らえられてしまう。>>114囁かれた声音に、頬に感じる熱に、自分が無意識に望み起こした行動に気付き更に熱が上昇する。恥ずかしさのあまり顔を下げようとしても捕らえられた今はそれも難しく、視線をあちこちに彷徨わせていたけれど、] …は、い…………[殆ど吐息のような声音でそう答えるとそっと瞼を閉じた。]