[勧誘はしてきたものの人間が吸血鬼の仲間になるというのはそれなりに重大らしく、一旦保留>>112ということになった。
父君呼びも一旦保留した方が良さそうだ。]
…はい、いくらでも待ちます。
[絢爛公様の助けを借りて立ち上がると今度は抱えあげられ、休息を勧められる。
言われるがままに目を閉じると、確かに疲れていたのか意識はすんなりと身体の力が抜けやすいのを自覚する。
薄れ行く意識で考えるのは、もう一つの選択肢のこと。]
(あの人は、お兄様になるのとご主人様になるの、どっちが喜ぶのかな…)
[完全に意識が落ちる間際にそんなことを思っていた。]*