[男は目立つように数歩前に出て、王都アマンドの城壁を見上げた。] …、 ブリュノーの諸君![普段穏やかな声を張り上げて呼びかける。口調もいつものような緩いものではなく、王様らしさを心掛けた。] マルール王国は貴方たちを護ると言いながら 何かあれば王都アマンドを狙う意を見せている。 彼の軍が運ぶ攻城用の投石器がその証拠であろう。