[魔神の言葉に応じるように、小鬼や妖魔たちが姿を消す。
抜刀した魔神から向けられるのは、相も変わらず意味深な言葉。>>107]
……意味があるんなら、ちゃんと!
説明しろってんだよ!
[突っ込み飛ばしながら、剣に力を込める。
聖乙女謹製の飴のおかげで、剣媒介の術の行使も問題はない。
そして、無差別攻撃が飛んでくるなら、こちらの対処は]
『想い』の力、護りと変われ!
[単純な光だけでは、軽減できるとは思えない。
だから、光の護りの魔法に、剣の力を乗せて増幅した。
横薙ぎに振るった剣から飛び立つ銀の光が、護りの壁となって場に広がる。
即興部分もある魔法故に、防御を突き抜けるものもあるだろうが。
まともに喰らうよりは、遥かにマシなはず。*]